【大事な大事なﾊｰﾚﾑﾁｬﾝｽ】ＩＺＵＭＯ　第2話【和服美女は下着なんてつけないよね】

出雲学園に通う塔馬ヒカルは、乱暴な妹や可愛い後輩たちと楽しく暮らす普通の学生だった。
ところが、いつからか夜な夜な夢の中に不思議な女性が現れて、ヒカルを呼ぶようになる。

「ええ乳したねーちゃんやんけ。なぁスケベしようや…先っぽだけ！先っぽだけでいいから！」

ずっと前から愛してましたー！と薄衣を纏う女性を押し倒す…。

目を開ければそこはいつもの自分の部屋であった。
また同じ夢を見たといつものようにため息をつきつつ、そしてまたいつものように汚した下着を処理する。
今日もまた夢精連続記録更新を果たしたヒカルは、夢の余韻に浸りつつ新しい下着を履くのであった。


そんな夜が続いたある日、その夢に導かれるままヒカルは普段使われていない教室に足を踏み入れ、そこで地下へと続く道と、その奥の祭壇を発見する。
そこに飾られていた鏡に触れた途端、いきなり地震に襲われ、命からがら脱出したとき、見慣れた学舎は魔物の巣と化していたのだった。

「魔物に囲まれた状況でハラハラドキドキ…これは吊り橋効果が見込める！ハーレムを作るチャンス！」

突然降ってわいた絶好の機会に鼻息荒く辺りを見回し、可愛い女の子を探し始める。
乱暴だが可愛い妹(白い下着)、おてんばなお嬢様(白い下着)、弓道部所属の可愛い後輩(白い下着)、化学教師兼保険医の天然お姉さん(たぶん黒い下着)…ターゲットはたくさんいる。
野獣の目をしたヒカルだったが、彼が数奇な運命に巻き込まれるということはまだ知る由もなかった…。



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