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朝まで原一男!伝説の処女作『さようならCP』生コメンタリー上映会ほか3本再放送

公式
(11時間10分)

ニコニコニュース提供:株式会社 ドワンゴ
ドキュメンタリー映画の鬼才・原一男。
渾身のデビュー作を監督自身の生コメンタリー付きでお届け。
『極私的エロス・恋歌1974』『ゆきゆきて、神軍』『全身小説家』の
生コメンタリーも、朝まで再放送!



原一男(ドキュメンタリー映画監督)

昨年の12月に放送し、
熱狂的な支持を受けた「朝まで原一男!」生コメンタリー企画の第2弾をお届けします。

今回、ご本人にコメンタリーをつけていただくのはデビュー作の『さようならCP』(1972年)。
撮影当時26歳だった原監督がテーマに選び、カメラを向けたのは「CP(脳性麻痺)者」の生きる姿でした。
作家のすべてがつまっているとされる処女作を、47年後の今、振り返っていただきます。

また、デビュー作の『さようならCP』につづいて、
前回生コメンタリーを行った3作品を再放送いたします。

『極私的エロス・恋歌1974』(1974年)
『ゆきゆきて、神軍』(1987年)
『全身小説家』(1994年)

生コメンタリー再放送の前には、
キネマ旬報編集部の平嶋洋一さんを聞き手に、作品の見所を生解説。
「初期衝動の源泉」から「円熟していく撮影技法」まで、鬼才・原一男の秘密に迫ります。


■出演
原一男(映画監督)、平嶋洋一(キネマ旬報編集部)


上映作品
『さようならCP』(1972年 / 日本 / 82分)

昨今のアウトサイダーアート映画とは一線を画す、入魂のデビュー作

CP(脳性麻痺)者の急進的な団体「青い芝」の人々の生活と思想をカメラに収めた、原一男監督の第一作。
障害者だからといって自ら片隅でこっそりする生き方は、障害者差別を容認することになると考え、
その不自由な体を積極的に人前にさらしていく。

16ミリのフィルムカメラを回す、若かりし原一男。
エネルギッシュでありながら大胆で美しいカメラワークにもぜひ注目を。

【スタッフ】監督・撮影:原一男、製作:小林佐智子、録音:栗林豊彦


『極私的エロス・恋歌1974』再放送(1974年 / 日本 / 98分)
※2018年12月7日にニコニコで放送した、
 『極私的エロス・恋歌1974』生コメンタリー付き上映の再放送となります。


監督本人が「一世一代のミス」と後悔した出産シーンは、衝撃。

※本作品では、出産シーンなど一部過激な描写が含まれます。ご注意ください。
 配信にあたっては、一人の女性の生き様を描いた原監督作品の視聴を目的としており、
 性的な扇情を意図したものではありません。


原一男監督が3年間同棲していた武田美由紀は子供と共に家を出た。
原監督は、彼女との関わりをつなげるため映画を撮影し始めた。
美由紀はその子という女性と沖縄で暮らしている。
そこに現れた原監督を前に、二人は凄まじい言い争いを始める。
やがて美由紀は一人になり、黒人米兵との恋、妊娠、そして別れを経て、
出産のために東京へ帰ってくる。彼女はより困難な状況に自らを置こうとする
意志の強い女性である。彼女はアパートの一室で、たった一人の出産を試みる。
原監督はカメラを回し続ける……

【スタッフ】監督・撮影:原一男、製作:小林佐智子、録音:久保田幸雄、音楽:加藤登紀子


『ゆきゆきて、神軍』再放送(1987年 / 日本 / 122分)
※2017年10月4日にニコニコで放送した、
 『ゆきゆきて、神軍』生コメンタリー付き上映の再放送となります。


"知らぬ存ぜぬは許しません。"
天皇の戦争責任を問い続けた男、奥崎謙三に迫った衝撃ドキュメンタリー。


神戸市で妻とバッテリー商を営む奥崎謙三は、たったひとりの「神軍平等兵」として、
神軍の旗たなびくトヨタ・マーク2に乗り、今日も日本列島を疾駆する。そんな中、
かつての所属部隊・独立工兵隊第36連隊のうち、ウェワク残留隊で隊長による
部下射殺事件があったことを知り、奥崎は遺族とともに真相究明に乗りだした。
なぜ、終戦後23日もたってから、二人の兵士は処刑されねばならなかったのか。
執拗ともいえる奥崎の追求のもと、生き残った元兵士達の口から戦後36年目にして
はじめて、驚くべき事件の真実と戦争の実態が明かされる。

【スタッフ】監督・撮影:原一男、製作:小林佐智子、録音:栗林豊彦、編集・構成:鍋島惇


『全身小説家』再放送(1994年 / 日本 / 157分)
※2018年12月7日にニコニコで放送した、
 『全身小説家』生コメンタリー付き上映の再放送となります。


「嘘つきの才能」を生かし、小説家として大成した井上光晴が、
ガンに侵されて死ぬまでを追ったドキュメンタリー。虚構と真実に肉迫!


平成4年5月にガンで亡くなった小説家・井上光晴の晩年の5年間を追ったドキュメンタリー。
映画は、彼が文学を教える生徒や、埴谷雄高、瀬戸内寂聴らの証言を通して、
井上光晴の文学活動を捉えるとともに、撮影開始直後に発覚したガンと闘う姿を生々しく撮り続ける。
さらに、親族や近しい関係者たちの証言から彼が履歴や原体験を詐称して文学的虚構を
創りあげていた事実をも暴き出して、まさに“全身小説家”だった井上光晴の実像に迫る。

【スタッフ】監督・撮影:原一男、製作:小林佐智子、録音:栗林豊彦、音楽:関口孝
【キャスト】井上光晴、埴谷雄高 、瀬戸内寂聴 、野間宏、文学伝習所の人々ほか 


※本番組のタイムシフト期限は2019年12月6日となっております。ご注意ください。

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