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平成最後の「芥川賞・直木賞」が決まる夜に昭和の文豪ニュースを振り返ろう

公式
(2時間15分)

ニコニコニュース提供:株式会社 ドワンゴ
日本を代表する詩人や作家の貴重映像から
知る人ぞ知る高年齢「直木賞」受賞者のレア・インタビュー映像まで。
「文豪とアルケミスト」や「月に吠えらんねえ」で人気となった詩人の故郷も登場!

あの時、あの人、あの出来事……。
昔のニュースを見れば、現代社会の輪郭が見えてくる!?
当時の世相を感じられる「昭和のニュース」をご堪能ください。

今月は、平成最後の「芥川賞・直木賞」が決まることを記念して、
1952年(昭和27年)から1980年(昭和55年)までの、
文豪ニュース10選を、ループ放送でお届けします。

【ラインナップ(敬称略)】
“花のいのちは短くて”-林芙美子の文学碑建つ-・鹿児島(1952)
『放浪記』(1930)、『浮雲』(1951年)などで知られる林芙美子は1951年に47歳の若さで亡くなりました。
近年では、日本の現代文学を牽引する桐野夏生が林芙美子の評伝小説『ナニカアル』を書き、話題になりました。
ちなみに第160回の芥川賞候補作『居た場所』を書いた高山羽根子は第2回「林芙美子文学賞」の受賞者です。

北原白秋のふるさと-柳川市-(1957)
日本を代表する詩人の故郷を取材した貴重なフィルム映像です。
福岡県柳川市にある水路網である「掘割」は、様々な芸術家に愛されてきました。
ドキュメンタリー映画『柳川掘割物語』(製作:宮崎駿/監督:高畑勲)の舞台にもなり、
写真家の荒木経惟が新婚旅行で訪れた場所でもあります。
新婚旅行の旅程は伝説の写真集『センチメンタルな旅』として出版されました。
「あめあめ ふれふれ かあさんが」で知られる白秋の「あめふり」ですが、
美しい水路のある街で生まれたことで、白秋は「水の音」に敏感だったのかもしれません。

国際ペン大会ひらく・東京(1957)
世界中から作家が来日した国際ペン大会の様子を収めたニュース。
日本を代表する小説家の川端康成が、アメリカの文豪ジョン・スタインベックと相見えるレア映像です。

高浜虚子氏死去(1959)
日本を代表する俳人の高浜虚子が85歳で亡くなったときのニュースです。
明治・大正・昭和を生きた高浜虚子は、夏目漱石を小説の道へと導いたことで知られています。
俳句のみならず、日本文学を支えた重要人物の在りし日の姿が映されています。

啄木の歌のふるさと(1961)
日本を代表する歌人、石川啄木は1912年に26歳の若さでなくなっています。
このニュースに登場するのは彼の故郷、岩手県渋村市で行われた啄木50年祭の様子です。
生家である宝徳時から、岩木山のふもと、北上川のほとりなど、石川啄木ファンにはたまらない映像が残されています。

六十四歳の処女作(1963)
今から56年前の直木賞にまつわるレアなニュース映像です。
第49回直木賞を受賞したのは『女のいくさ』を書いた佐藤得二、64歳でした。
高年齢であることだけではなく、初めて書いた小説での受賞が大きな話題になったようです。

水上勉「越後つついし親不知」(1975)
水上勉といえば『飢餓海峡』や『金閣炎上』など、
不朽の名作といわれる日本映画の原作を書いたことで知られています。
1961年には『雁の寺』で直木賞を受賞しており、昭和を代表する流行作家となりました。
そんな水上勉が雪国で新作小説の原稿を書く様子を捉えたニュース映像です。

菊村到「あゝ江田島」(1975)
菊村到は1957年に『不法所持』と『硫黄島』のダブルノミネートで芥川賞を受賞しました。
自身の士官学校での経験をいかした作風で戦争小説を手がけています。
このニュースでは小説の舞台になった江田島の海軍兵学校を取材しています。
戦中の映像から1975年の若者たちの様子まで、なかなか見ることのできない貴重映像です。

石坂洋次郎「青い山脈」(1975)
1947年に大ヒッットした青春小説「『山脈』の舞台を1975年に再訪したニュース映像です。
かつて教師だった石坂が書いた新しい青春小説は、
「古い因習を打ち破り、健康で明るい新風を、
戦後の混乱した世相に送ったのです」とナレーションで語られます。
石坂が教鞭をとった弘前中央高校の「1975年の若者たち」が街で遊ぶシーンに注目です。

“童心”の詩人-野口雨情-(1980)
「からす なぜなくの」の歌い出しで知られる「七つの子」を作詞した野口雨情。
こちらは日本三大動揺詩人をたたえた野口雨情記念館がオープンしたときのニュースです。
「赤い靴」「青い眼の人形」「船頭小唄」などの
誰もが聞いたことのある童謡の歌詞を生んだのは、生地である茨城の自然の美しさかもしれません。

映像提供:東宝ステラ日映アーカイブ

※本番組のタイムシフト期限は2019年3月17日となっております。ご注意ください。

【関連番組】
2019/01/16(水) 17:00開始
第160回 芥川賞・直木賞発表&受賞者記者会見 生放送


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