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【講評・無料生放送】飛浩隆×大森望【ゲンロン 大森望 SF創作講座 第2期 #6】 @Anna_Kaski @nzm

CH
(1時間24分)

ゲンロン完全中継チャンネル提供:合同会社ゲンロンカフェ
〈ゲンロン 大森望 SF創作講座〉の実作講評会の模様を無料生中継します。放送開始は22:00を予定しています。
タイムシフトは公開しませんので、あらかじめご了承ください。

【実作課題】
エラーが/から発生するストーリーを創作せよ(http://school.genron.co.jp/works/sf/2017/subjects/5/)

昨年の講座では「“謎”を解こうとする物語の作成」という課題を出しました。そのとき、主任講師の大森望氏が例に挙げたのが、フレデリック・ブラウンの「ミミズ天使」。ミステリ風の作品ですが、裏から見ると、完璧なはずのシステムにエラーが生じたため、世界が狂ってしまう寓話と読むこともできます。
あるいは、スタニスワフ・レムの短篇集『宇宙飛行士ピルクス物語』。これもシステムのバグやエラーに注目した連作で、SFというジャンルの盲点をつくような発想に満ちています。「想定外のアクシデント」をリアルに想像することは、驚きのあるストーリーを組み立てるうえでも、大きなプラスになると思います。
ただしエラーといっても、ネガティヴなものばかりではありません。生物の突然変異はDNAの複製エラーから生じるものですし、偶然のしくじりが大発見に転じるセレンディピティのようなケースもあります。SFの枠組を用いれば、コミュニケーション不全やヒューマンエラーをユーモラスに描くこともできるでしょう。「ある人のミスが別の人にはデータになる」という「失敗学」の格言(?)をもじれば、「ある人のミスが別の人にはドラマになる」――広い意味での「エラー」(失敗・錯誤・障害etc.)をモチーフに、「失敗」を恐れないスリリングな物語を構想してください。(法月綸太郎)


第6回 – ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20171112/

※イベントが続いている場合でも、生放送は24:00で終了します。ご了承ください。
※この放送はタイムシフトに対応しておりません。
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